【イラレ】10種のフォントと、シンプルな背景のアイディア(多角形)
多角形だけで作る背景です。アイディアの参考に!
六角形をパターンに
六角形にドロップシャドウを(うすーく)つけて、パターン作成で背景にします。
パターンに決まりはないので、その時々でいい感じに仕上げてください。パターンの背景は主張が強いので、最初は色数をおさえてごくごく薄く使うと、クールなイメージになります。
フォントは「UDデジタルゴシック」です。文字を詰めてもパラパラにしても読みやすい。超優等生フォントです。欠点なんてなにもないようなフォントですが、見た目が真面目なのでギャグやダジャレにこのフォントを使うと、意図がちょっと伝わりにくいかもしれません。
六角形をブレンド
サイズの異なる、大小の六角形(線)をブレンドします。大小で不透明度も変えておくとおもしろい効果がでます。
フォントは「カリグラゴシック」です。ぱっと見はシンプルな印象かと思いきや、よく見ると超個性的。フォントに充分な太さがあるので、このような背景と文字の彩度が近いデザインも可能です!。
背景と文字の彩度をぎりぎりまで近づけて、文字の読みやすさとおしゃれ度のバランスを、あれこれいろいろ調整してください。
六角形(線)にグラデーション
六角形(線)にグラデーションを入れて…それだけです。シンプルで手数も少ないのにかっこいい背景です。
A4表紙の場合は、線幅を0.25ptまで細くしても大丈夫だと思いますが、媒体によっては細すぎて消えて見えなくなることもあります。もし、消えてはこまる線の場合は線幅0.5ptぐらいが無難かも。
六角形(塗り)と六角形(線)
六角形(塗り)と六角形(線)を配置しました。立方体が並んでいるイメージです。これもシンプルながら、使い所の多い背景です。色を入れたりグラデーションをかけたり、いろいろアレンジできます。
このサンプルは通常の黒で不透明度を5%にしましたが、これでもちょっと濃いかもしれない。目立ちすぎないように、ごくごく薄ーく使ってみてください。
フォントはAdobe Fonts(モリサワTB)の「TB新聞明朝」です。水平率を110%に変更し平べったくして使いました。さすが新聞明朝。文字を小さくしても読みやすいです。
▶ご参考に
その他の新聞社のフォント
- 毎日新聞 https://www.mainichi.co.jp/co-act/about-font.html
- 朝日新聞 https://www.iwatafont.co.jp/asahi/
- その他(日経、産経)http://www.motoyafont.jp/case/
六角形の角を丸くしてコピペ配置
六角形の角を丸くしてコピペ配置。作り方の説明では効果を使いましたが、手っ取り早くコピペでもぜんぜんOK!。
フォントは「ロゴタイプゴシック」です。びっくりするほど高品質のフリーフォントです。いちど、「細かい文字も全部ロゴタイプゴシックで!」という指示のチラシを作り、その時だけはちょっと困りました。かわいい書体ではありますが、やはり「ロゴタイプ」という名の通り、長文には不向きかもしれないです。でも「どうしても全文これじゃないと困るんですぅううう!!!」という向きには、なるべくパラパラに文字詰めの間を広くとって使ってみてください。
スターツールを角丸コピペ
スターツールで点の数を5にします(いわゆるお星様の形)。ライブコーナーでも効果の角丸でもお好みの方法で、角を丸くします。元の形がお星様とわからないぐらいどーーんと大きく配置すると、思ってもみなかったいい感じの線が出現します。
フォントは「Roサン」です。ちなみに「Ro」というのは「旧リョービ」のフォントですよということらしいです。Adobe Fontsで初めて知りましたが個性があって素敵。レトロ和風系フォントがブームな昨今、この「Roサン」も今後大活躍しそうです!
スターツールでサイズの異なる大小を重ねて、パスファインダー
スターツール(点の数:15)。サイズの異なる大小を重ねて、パスファインダーの中マドでくり抜きます。漫画のフキダシのようなおもしろい形になります。
フォントは「ギルゴU」です。こちらのフォントも驚くべき高品質のフリーフォントです。長文には向きませんが見出しなどにインパクト抜群です。このフォントに効果のラフをかけると、お化け屋敷のような文字になりました。サンプルではさらにぼかしもかけています。さらにさらに効果でテクスチャを入れたり、おどろおどろしい色を入れたりすると、ジョークグッズのパッケージデザインなどにも使えそうです。
ヒトデのような形を重ねて配置
スターツール(点の数:20)、効果のラフでとげとげのヒトデのような形にします。それをごくごく薄く(サンプルは不透明度2%)して、ぺたぺたとはんこのように重ねて配置します。この見本は30個ぐらい重ねたかも。重ねる数によってぼわーっとした壁紙のような立体感が出せます。
フォントは「シネマ丸ゴシック」です。「シネマレター」「シネマ調フォント」「字幕風フォント」などで調べると、有料でも無料でも素敵なフォントがたくさん見つかります。元は文章を読ませるフォントなので、タイトルなどで大きく使うときは、ちょっとバランスに気をつけて、ぜひ気軽に使ってみてください。
10角形
多角形ツールで10角形を作り、効果(パンク・膨張)の数値を変えてバリエーションを複数点作ります。それらをまとめてモノグラムのイメージでパターンにします。
フォントは「やさしさゴシック」です。漢字はきっちりゴシックで、ひらがなとカタカナはくだけすぎない真面目ポップ。とても使いやすい、驚くべきフリーフォントです。
スターツール(点の数:50)、角を丸めて、効果ギャラリーでアクセント
スターツール(点の数:50)で作ったオブジェクトを、ライブコーナーなどで角を丸めます。効果はお好みで。
最初からこの形状を目指すなら、円→ジグザグ、で作っちゃうかも。スターツールで作ったからといって、特にジグザグと何かが違うわけでもないのですが、「スターツールを触ってたら偶然おもしろい形ができちゃった!」みたいな楽しさ。このような自分ではコントロールしていない形が、あるとき突然ぽーんと出てくるのがイラレのおもしろいところです。
フォントは「筑紫オールド明朝」です。このフォントの美しさだけで、もう背景はいらないくらいなのですが、そういうわけにもいかないときもあります。そんなときは全体をできるかぎりシンプルに。フォントの文字詰めも、デフォルトが美しいのであまりさわりたくないのですが、どーーしても!というときは控えめに控えめに。ちょっとだけ間を詰めます。
🔗ご参考
UDデジタル教科書体NK-R(標準装備 win)
https://www.morisawa.co.jp/fonts/specimen/3762
カリグラゴシック(有料フォント)(Adobe fonts)
https://fonts.adobe.com/fonts/tbcgothic-std
源ノ角ゴシック(フリーフォント)
https://forest.watch.impress.co.jp/library/software/source_hansan/
http://www.fontna.com/blog/1226/
Roサン(有料フォント)(Adobe fonts)
https://fonts.adobe.com/fonts/ro-san-std
ギルゴU(フリーフォント)
http://getsuren.com/killgoU.html
シネマ丸ゴシック(有料フォント)(Adobe fonts)
https://fonts.adobe.com/fonts/tbcinergothic-std
やさしさゴシック(フリーフォント)
http://www.fontna.com/blog/379/
筑紫オールド明朝(有料フォント)(Fontworks)